【車をぶつけられた】修理しないで保険金だけもらい買い替えできる

【車をぶつけられた】修理しないで保険金だけもらい買い替えできる

 

車をぶつけられたけど、もう古い車だし修理か買い替えか迷っている。でも、修理せずに保険金だけ受け取ることはできるのか?

 

私は保険会社の事故担当として2000件以上の事故を処理してきましたが、結論から申し上げますと修理せずにお金だけもらうことは可能です。

 

なぜなら、損害賠償は修理費を支払うわけではなく、原状復旧に必要な損害額を保障するものだからです。実際に、修理せずに保険金だけ受け取るということはよくあることです。

 

この記事では修理しない場合の、保険金を受け取るま出の流れや、修理しない際の注意点などをまとめています。

 

この記事を見ることで、修理しない場合の疑問点が解消されますよ。

 

 

修理しないでお金だけもらうことはできる

 

ネット上では修理しないと保険金は支払われないなどの書き込みもちらほらとありますが、全保険会社共通で修理せずとも保険金はもらえます。

 

保険会社がいない場合は、相手方に直接損害額を請求することができます。修理費である必要は全くありません。

 

そのため、保険会社に「修理しない」ということを伝えれば、何ら問題なく「左様でございますか。かしこまりました。」という返答が保険会社の担当者から返ってくることになります。

 

「修理しない場合はお支払いできません。」とは100%ならないので、まずはご安心ください。

 

 

保険金が支払われるまでの流れ

 

工場で見積もりを取ってもらう or 保険会社のアジャスターに車をみてもらう

 

保険会社が支払いするにあたり必ず必要となるのが、損傷箇所の写真です。

 

今は、すでにディーラーなどで修理費の見積もりを取ってもらっている状況でしょうか?

 

それであれば、見積もりと画像はディーラーに残っているでしょうから、その旨を保険会社に伝え、後は保険会社がディーラーとやり取りして、損害額を確定します。

 

ただし、保険会社から「修理しないから保険会社に画像などを提供してほしい」というお願いをディーラーに話してくださいと、言われる場合があります。

 

なぜなら、保険会社から修理工場にお金を渡すわけではないのに、画像と見積もりだけ渡してほしいといのは図々しいお願いだからです。

 

お客さんであるあなたの要望があって、初めてディーラーも「そういうことなら」と納得して応じてくれるというわけです。

 

もし、まだディーラーに車を見せに行っていないなら、保険会社のアジャスターという損害保険鑑定人に自宅などにきてもらい、直接車の損害額をみてもらう方法もあります。

 

私の経験上、ディーラーに頼むかアジャスターに頼むかは5分5分といったところでした。

 

ただ、後々解説しますが、アジャスターの損害額は工場見積もりより低くなるケースもあるので、ご注意ください。

 

保険会社担当から支払金額の案内

 

損害額が決まった後、保険会社の担当者から電話で「お支払いは●●円となりますが、それでよろしいでしょうか?」という確認が入ります。

 

ディーラー見積もりより低い金額になる場合もゼロではありませんが、その場合は、保険会社から追加でお願いされることを行えば、金額がUPする可能性もあります。

 

納得したなら示談書作成のうえ、指定の口座に保険金が支払われる

 

金額に納得できたなら、後は保険会社発行の示談書が届き、指定先の口座に保険金が支払われるという流れです。

 

ここでイレギュラーがあるとすれば、保険会社ではなく加害者の方からの直接支払いというケースです。

 

損害額が低ければ保険を使わないほうがお得なケースがあるからです。ただ、その場合は、保険会社から事前に説明があるので、心配される必要はありません。

 

私の経験上、加害者直接支払いのケースで、支払いが遅くなったなんてことは1度もなかったです。

 

 

保険金でもらえる費用は概算修理費のみ

 

修理する場合は修理費全額が損害額として認定されますが、修理しない場合はあくまでも概算修理費が損害額として認定されます。

 

更に、消費税も差し引かれて支払われるのが通常です。

 

消費税については裁判でも判決が分かれるところですが、保険会社としては「修理しないなら消費税は除外です」というスタンスです。

 

また、損害額確定でもめるケースとしては、内部をみてみないと正確な損害額を確定できないというケースです。

 

例えば、よくあるケースとしてはディーラー見積もりに、追突された後部のバンパー交換の他に、バンパー内部の部品の見積もりも計上されているというケースです。

 

保険会社は損害額を抑えるのが通常なので、このケースだと、バンパー内部の部品については支払えないと判断するケースが多いです。

 

要は、バンパーをはずして中まで見てみないと分からない以上は、支払いできないというわけです。

 

実際、中をみて修理が不要で修理費が安くなったというケースはゼロではないなので、保険会社がここで妥協することはありません。

 

なので、このような場合、内部の修理費は除外して示談するか、ディーラーや保険会社の指定工場などバンパーをはずして確認するかの2通りしかありません。

 

修理しない場合、このようなデメリットもあるので、覚悟はしておいたほうがいいでしょう。

 

尚、アジャスター見積もりであれば、中を見てみないとわからない場合、確実に内部の部品代は除外されることとなります。

 

 

全損であれば修理費全額は支払われない

 

損害額が20万円でも実際には14万円しか支払われないというケースがあります。

 

それが、全損の場合です。損害賠償において、支払いの上限は事故時の時価額が限度とされています。

 

基本、10年落ちの車であれば、購入当時の新車価格の10%が上限となります。そのため、140万円で買った新車の軽自動車で10年落ちであれば、14万円が時価額の限度となります。

 

この場合、原則、修理するのであれば20万円までは保険で支払ってもらえますが、修理しないのであれば14万円しか支払ってもらえません。

 

納得できないかもしれませんが、10年落ちであれば裁判をしても結果が変わることはないので、保険会社の提示を受け入れるしかないでしょう。

 

 

買い替えしようか迷っているなら下取りではなく車を売却したほうがいい

 

車を買い替え予定で修理をしない場合は、下取りではなく車を中古車買取業者に売ったほうが高い値がつきます。

 

理由は、下取りとなれば、ディーラーは系列内でしか販売網がないため、価格がどうしても抑えられるからです。

 

それに対し、中古車買取業者は、販売網が全国や海外にあるケースも多いので、下取りよりも確実に高く売れます。そのため、買い替えを検討しているのであれば、、中古車買取業者にいくらで売れるか査定してみましょう。

 

一括査定を使えば競い合いとなるため、より高額で売却できるのでおすすめですよ。

 

尚、車を売るにあたり修理はする必要はありませんし、軽微な損傷であれば事故車として扱われないので、査定額が落ちることもありません。

 

中古車市場において事故車とはフレーム損傷など骨格部分にまで損傷ある車のことを言うため、バンパーがへこんでいる程度あれば、事故歴なしの車として売却可能です。

 

相手保険会社からもらう保険金と車を売ったお金で買い替えするのが、最もお得に買い替えする方法ですよ。

 

 

まとめ

 

修理しないケースで問題となるのは、損害額の確定です。

 

もし、バンパー交換などが必要な損傷の場合、アジャスター自宅立ち合いでの査定の際は、念のため内部の部品までみてもらえるかは確認したほうがいいでしょう。

 

原則、見積もりの中身まで保険会社が提示することはありませんからね。

 

損害額以外であれば、特にもめる点はないので、後は保険会社担当の指示通りに動けば、問題なく保険金を指定口座に支払って示談解決となります。

 

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